元祖流しそうめん 釜ヶ滝滝茶屋

滝茶屋とは

p7100184  滝茶屋とは・・・1964年(昭和39年) 郡上市   美 並町上田にある美しい滝・・『釜ヶ滝』 の魅力 に取りつかれた1人の男が滝の近くに茶店を開いた。(左の滝は第三の滝、店から5~6分)・・・・滝茶屋開店時期・・訂正しました。

その店で何を売るのか?  当時国鉄の車掌をしていた男は、全国をいろいろとまわって考えた。頭に浮かんだのは、「流しそうめん!」・・・ところが、竹づつで流したら、そうめんはほとんどすくえない。流れ落ちたそうめんを拾って流す・・・又、流す方法も箸ですくって流すという、原始的なやり方だった。当時も夏は暑く、車にエアコンがやっと普及し始めたころでした。

夏の暑い時期に、涼しい滝の近くで流しそうめんを始めた。・・・ということで大評判になり、思わぬ程多くのお客様が押しよせました、困った男はどうしたら良いか?いろいろ工夫をしましたが・・・・

その時高校二年の息子が(サイフォンの原理)で、厨房から そうめんを流すことを思いつきました。後に『実用新案取得』 この方法はまさに 「元祖 流しそうめん」また、丸いテーブルの縁にトイをつけて、家族で一緒に楽しめるように、考えました。 そこから、いろいろな問題が発生しました。   ①そうめんをクルクル回すには、押し水が必要で、排水と一緒にそうめんも 流れ落ちる。   ②排水口に網を張ってみたものの、そうめんが詰まってしまい水とそうめんがトイから溢れてしまう。   ③そうめんは水より少し重いので、カーブを流れるときは内側をまわる。などの特徴を踏まえて、これらを解決するのに、長い間掛かりました。 『実用新案』の取得をしました。

しかし、まだまだ発展途上です。今後にもご期待ください。

五平餅のお話・・・そうめん以外に何か名物が作れないものか?!そういえば飛騨の方でクルミ入りの五平餅がある・・・と噂を聞いていろんなところで、五平餅を食べて味の研究をしました。美濃にも桜の名所小倉公園で五平餅を売っていました。「滝茶屋でも五平餅を作ろう」と作り方を聞きましたが、だれも教えてくれません。 自分で研究するしかない。

釜が滝は、美濃と美並に挟まれた瓢ヶ岳(ふくべがたけ)の谷川からの水を使って流しそうめんを始めました。 だから、瓢ヶ岳のふくべは瓢箪です。五平餅の形はそこから生まれました。  味は 郡上味噌とクルミを主体にレシピに変更しました。焼き方、タレの付け方等いろんなことにこだわりながら、自慢の五平餅が出来上がりました。最近ではとても美味しい!と評判です。

滝茶屋を訪れたら是非 五平餅をご賞味いただき感想などお聞かせ願えれば幸いです。

天然鮎塩焼きののお話  

長良川は、鰻もとれたし、鮎の友釣りが盛んで、郡上は特においしいと評判です。親父は、どこで習ってきたか 突然ウナギのかば焼きを始めました。鰻はとても面倒なので 暫くしたら、熱も冷めました。「お客様から鮎はありますか?」とよく尋ねられましたので、今度は鮎の塩焼きを 始めました。大きさの揃う養殖の鮎を安くして焼いていましたが、「これって天然??」と聞かれ 絶句! それからは数年鮎の塩焼きの販売は 中止しました。

暫くして 郡上 天然鮎が入るようになり、自信を持って鮎の塩焼きを販売するようになりました。天然ですから、大小 入荷の有無いろいろありいますが、入荷していたらチャンス・・是非味わってください。値段は時価で少々高い?ですが 本物の郡上天然鮎・・美味しいよ!

マス釣り 釣り堀のお話 

流しそうめんを始めた当時は小さな池でマス釣りを楽しんもらっていました。また、池の周りに流しそうめんの樋(とい)を配置して池を見ながらそうめんを食べられることも考えました。池が小さいので面白くないということで、お店の前の谷へマスをバケツ一杯放流しお客様に釣っていただいたこともあります。しかし、雨が降ったらマスはすぐ流れてしまうので早々に中止しました。滝茶屋のお店の前に池が作った当時、先代はプールとして泳ぎを楽しんだこともあります。滝茶屋が開店して2~3年後に下流でマス釣り(ます園)やバーベキュー(バーベキューセンター)のお店が出来たので、滝茶屋は流しそうめんに一層力を入れて、流しそうめんが食べられるテーブルをどんどん増やしました。

ところが、夏が終わると一気にお客様の数は少なくなりました。お客様からは「釣り堀を大きくして楽しめるようにして欲しい」と要望がありました。そういえばマス釣りは年中楽しめます。しかし池を作る場所が無い・・地元の自治会の皆様の知恵をお借りして、余分に土地を借りることが出来、もう一つの池が誕生しました。 最近では マス あまご 時には鮎(養殖)を放流して釣りを楽しんでもらっています。釣った魚は 塩焼き 唐揚げ 刺身 等とても美味しくお客様に喜んでいただいています。

また、雨が降ってもマス釣り楽しめるように、全天候型マス釣り池となっています。1年中いつでもマス釣りが楽しめる環境が整いました・・お待ちしています。是非お出かけください。予約はいりません。